ひっひっひ、若い衆の祭りがまたやって来おったのう。
2025年9月23日から、宮島の水面で「第12回ヤングダービー」が幕を開けるんじゃ。30歳未満の精鋭が全国から集い、未来を背負う若武者たちが己の力をぶつけ合う一大決戦じゃぞい。ヤングはええのう、勢いがあって夢があって、見ておるだけでこっちまで若返る気がするわい。
まだ粗削りじゃが、だからこそ一発の煌めきがある。水面に散るしぶきの中から、次代のスターが芽吹く瞬間があるんじゃ。
ひっひっひ、誰がどんな走りを見せるか、わしも胸が高鳴っておるぞい。
さて今回は、その熱き戦いを占う手がかりになりそうなデータを用意しておる。勝負の鍵は、若さの勢いだけではなく、冷静さと粘り強さ――そのあたりに隠れておるもんじゃよ。
第12回ヤングダービー!おばばが若手のデータを分析
🚤出場予定選手一覧
この出場選手から人気に応えられる選手、不利を克服できる選手を探すことが我々舟券師たちの勝ち筋につながるんじゃよ。
🔑宮島水面のクセ
宮島の水面は、昔から「インが強い」ことで知られとる。
直近のデータを見ても 1コースの1着率は58.5%、しかも勝ち方のほとんどが「逃げ」じゃ。
これが王道というやつでのう、まるで人生の本道のようなもんじゃ。正攻法で結果を出す者が強い舞台、ということじゃな。
ただし外(5・6コース)になると厳しい。特に6コースは 1着率1.5%。
そりゃあ“外回り”は人生でも楽じゃないのと同じで、余程の工夫と度胸がなければ結果を残せん、ということじゃ。
コース別入着率&決まり手
| コース | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着 | コース別決まり手 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 捲り | 差し | 捲り差し | 抜き | 恵まれ | |||||||
| 1 | 58.5 | 15.0 | 6.6 | 8.8 | 6.2 | 4.6 | 97.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 2.6 | 0.0 |
| 2 | 13.0 | 25.0 | 18.6 | 16.3 | 13.4 | 13.4 | 0.0 | 41.7 | 49.2 | 0.0 | 5.9 | 2.9 |
| 3 | 10.5 | 23.4 | 20.3 | 18.3 | 15.2 | 12.1 | 0.0 | 44.4 | 9.2 | 33.3 | 12.9 | 0.0 |
| 4 | 10.8 | 16.5 | 19.8 | 20.0 | 15.9 | 16.8 | 0.0 | 45.4 | 10.9 | 38.1 | 5.4 | 0.0 |
| 5 | 6.4 | 13.8 | 21.4 | 19.6 | 24.7 | 14.0 | 0.0 | 30.3 | 0.0 | 60.6 | 9.0 | 0.0 |
| 6 | 1.5 | 6.9 | 14.2 | 17.4 | 24.6 | 35.1 | 0.0 | 50.0 | 0.0 | 37.5 | 12.5 | 0.0 |
(集計期間:2025/06/01~2025/08/31 単位:%)
🏆 1枠1着率ランキング(ベスト18)
今回のデータは、2025年1月1日から9月19日までの成績を集めたものなんじゃ。
この約9か月間を振り返れば、誰しも常に好モーターを引けるわけではない。中には低調機に当たることもあったじゃろうに、それでもしっかり結果を残しておる。これはつまり、機力任せではなく、素性レース運びの巧さや整備の腕前の確かさを裏付けておるということじゃ。
人気に応え、三連単の頭に固定しても安心できる――そんな“インの職人”たちを、ここでランキング形式で紹介していこうかのう。
1枠時の1着率ランキング(ベスト18)
| 順位 | 選手名 | 1枠出走数 | 1着率(%) |
|---|---|---|---|
| 1位 | 末永和也 | 43 | 90.7 |
| 2位 | 前原大道 | 39 | 84.6 |
| 3位 | 井上忠政 | 38 | 84.2 |
| 4位 | 吉田裕平 | 37 | 83.8 |
| 5位 | 高橋竜矢 | 36 | 80.6 |
| 6位 | 佐々木完太 | 30 | 80.0 |
| 7位 | 前田篤哉 | 34 | 79.4 |
| 8位 | 定松勇樹 | 34 | 76.5 |
| 9位 | 若林義人 | 33 | 75.8 |
| 9位 | 高井雄基 | 33 | 75.8 |
| 11位 | 中村泰平 | 32 | 75.0 |
| 11位 | 前田滉 | 32 | 75.0 |
| 11位 | 宮田龍馬 | 32 | 75.0 |
| 14位 | 高憧四季 | 31 | 74.2 |
| 14位 | 板橋侑我 | 31 | 74.2 |
| 14位 | 井本昌也 | 31 | 74.2 |
| 17位 | 前田翔 | 30 | 73.3 |
| 18位 | 砂長知輝 | 30 | 73.2 |
💪 5・6枠3連対率合計ランキング(ベスト18)
宮島の水面では、インが強いというのは誰もが知っとるところじゃ。その裏返しで、5枠・6枠といった外は極めて不利。データもそれをはっきり示しとる。
じゃがのう、ヤングダービーの舞台は予選だけでは終わらん。準優、そして優勝戦へと駒を進めるためには、不利な枠に入ったときでも粘り強く結果を残し、得点を積み重ねていかねばならんのじゃ。
つまりじゃよ、舟券を考えるときには「インで勝つ選手」だけを見ておっては足りん。不利枠でもしぶとく舟券に絡める選手を押さえておくことが、勝ち筋を見つけるうえで肝になるんじゃ。
実際、5枠・6枠に回っても3連対を確保できる者は、レース勘と対応力に優れ、得点率を落とさぬ安定感を持っとる。こうした若者は、将来の大舞台でも着実に上を目指せる器を秘めとるんじゃのう。
ここでは、そんな“不利をものともせぬ強者”を数字で浮き彫りにした「5枠・6枠時の3連対率合計ランキング」を紹介していくとしようか。舟券の勘どころが一段と見えてくるはずじゃぞい。
5・6枠時の3連対率ランキング(ベスト18)
| 順位 | 選手名 | 5枠出走数 | 5枠3連対率(%) | 6枠出走数 | 6枠3連対率(%) | 合計(%) | 出走数合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 常住蓮 | 28 | 75.0 | 31 | 45.2 | 120.2 | 59 |
| 2位 | 末永和也 | 23 | 56.5 | 30 | 63.3 | 119.8 | 53 |
| 3位 | 前田滉 | 28 | 75.0 | 25 | 44.0 | 119.0 | 53 |
| 4位 | 板橋侑我 | 30 | 63.3 | 28 | 53.6 | 116.9 | 58 |
| 5位 | 中野希一 | 31 | 58.1 | 31 | 51.6 | 109.7 | 62 |
| 6位 | 高橋竜矢 | 23 | 52.2 | 32 | 56.2 | 108.4 | 55 |
| 7位 | 中村日向 | 26 | 61.5 | 30 | 46.7 | 108.2 | 56 |
| 8位 | 中山翔太 | 26 | 69.2 | 24 | 37.5 | 106.7 | 50 |
| 9位 | 西橋奈未 | 22 | 50.0 | 25 | 56.0 | 106.0 | 47 |
| 10位 | 西岡顕心 | 25 | 44.0 | 34 | 61.8 | 105.8 | 59 |
| 11位 | 佐々木完太 | 29 | 58.6 | 32 | 46.9 | 105.5 | 61 |
| 12位 | 井本昌也 | 31 | 67.7 | 30 | 36.7 | 104.4 | 61 |
| 13位 | 竹間隆晟 | 24 | 54.2 | 26 | 50.0 | 104.2 | 50 |
| 14位 | 前原大道 | 34 | 50.0 | 28 | 53.6 | 103.6 | 62 |
| 15位 | 中村魁生 | 33 | 57.6 | 29 | 44.8 | 102.4 | 62 |
| 16位 | 吉田裕平 | 21 | 42.9 | 27 | 59.3 | 102.2 | 48 |
| 17位 | 高憧四季 | 32 | 59.4 | 27 | 40.7 | 100.1 | 59 |
| 18位 | 山下大輝 | 27 | 66.7 | 30 | 33.3 | 100.0 | 57 |
🎯注目選手

末永和也(5084)
1枠1着率は 90.7%で堂々の第1位。宮島の「イン逃げ水面」に最もフィットする男じゃ。
さらに、5・6枠の3連対率合計は 119.8%で第2位。外に回っても崩れぬ安定感を示しとる。
👉 つまり「インで勝ち切り、アウトでも崩れぬ万能型」。今回のデータでは、最も有力な優勝候補と言えるじゃろう。

前原大道(5058)
1枠1着率は 84.6%で第2位。イン戦の信頼度は十分に高いぞい。5・6枠の合計は 103.6%で14位と上位陣には及ばんが、それでも不利枠で大崩れせんのは強みじゃ。
👉 インでしっかり結果を出し、得点率を落とさぬ堅実さ。優出メンバーに名前を連ねる可能性は高いと見とる。

常住蓮(5142)
イン戦のランキングには顔を出しておらん。つまり「イン信頼度」では他に譲る。じゃが、不利枠での数字は圧倒的でのう、5・6枠の合計が 120.2%で堂々の第1位。
👉 宮島の外枠は本来なら厳しい。だがこの男は逆境を力に変える。準優や優勝戦で外枠を引いても十分に勝負できる存在、まさに“一撃逆転の優勝候補”じゃ。