A1級女子レーサー、下級男子相手で買いか見送りか?

ひっひっひ……舟券師の諸君、今日は“A1級女子レーサー”のお話じゃぞ。
ボートレースは男も女も同じ土俵、同じ水面で戦う稀有なプロスポーツじゃ。サッカー、柔道、あるいは競輪でも男女が一緒に競技することはない。ボートレースは面白いのう、ひっひっひ。

しかし、実際には「女子は買いか、見送りか」、「A1と言っても女子限定戦で勝率が上がっているだけなんじゃないの?」と迷ったり、疑問を抱いたりすることもあるんじゃないか?
A1男子が出ていない番組では、女子A1が最上級じゃろ。そこでは彼女たちがどれほどの実力を発揮するのか――これは舟券戦略の核心に関わる話題じゃ。

「女子だから弱い」と決めつけて見送るか?それとも「最上級だから買い」と踏み切るか?
今日はその答えを、2025年1月1日〜6月30日の全データから導き出してみたぞい。

A1女子と下級男子のレースを観戦する

A1女子レーサーの優位性をおばばが分析

集計ルール(データ解析の手順)

  • 対象レース
    • 男女混合戦(男子・女子が同じ番組に出場)
    • ただし A1男子は不在(女子A1が番組の最上級)
    • 同じレースにA1女子選手が複数いてもよい
    • 期間:2025年1月1日〜6月30日
  • 算出指標
    • 出走数
    • 1着回数・1着率
    • 3連対回数・3連対率
  • フィルター
    • 出走数が極端に少ない選手は参考にしづらいので、出走5回以上に限定

Part1:A1級女子 vs 下級男子 全体比較

まずは大枠の傾向を確認したぞ。
A1級女子レーサーが下級男子(A2・B1・B2)と同じ番組に出た際の勝率・3連対率を集計して比べたんじゃ。その結果は下の表の通りじゃ。

カテゴリ 出走数 1着回数 1着率 3連対回数 3連対率
A1女子 375 105 28.0% 267 71.2%
A2男子 548 133 24.3% 330 60.2%
B1男子 1,045 108 10.3% 425 40.7%
B2男子 20 1 5.0% 4 20.0%

A1級女子は各級男子よりも総じて高い1着率・3連対率を残しておる。
特にB級男子との比較では、1着率で倍以上のケースもあり、番組内で「格の違い」を見せておったぞ。

つまり――
「女子だから不利」という先入観は禁物。番組の最高位に女子A1しかいないなら、十分“買い”になる」ということじゃ。

Part2:A1級女子 個人別ランキング

では次に、A1級女子レーサー個人ごとの数字を見ていこう。
2025/1/1〜6/30の条件下で出走5回以上の選手をランキングにした結果がこちらじゃ。7月1日以降は最新の級別が適用されていることには注意しなされ。

順位 登録番号 選手名 出走数 1着回数 1着率 3連対回数 3連対率
1 4845 前田紗希 5 3 60.0% 4 80.0%
2 4963 實森美祐 8 4 50.0% 6 75.0%
3 3435 寺田千恵 7 3 42.9% 6 85.7%
4 4050 田口節子 21 9 42.9% 16 76.2%
5 4433 川野芽唯 23 9 39.1% 20 87.0%
6 4482 守屋美穂 13 5 38.5% 10 76.9%
7 4927 関野文 21 8 38.1% 16 76.2%
8 4590 渡邉優美 19 7 36.8% 16 84.2%
9 4456 鎌倉涼 13 4 30.8% 9 69.2%
10 4387 平山智加 10 3 30.0% 7 70.0%
11 4017 向井美鈴 27 8 29.6% 18 66.7%
12 4961 西橋奈未 18 5 27.8% 14 77.8%
13 5163 清水愛海 18 5 27.8% 13 72.2%
14 4450 平高奈菜 11 3 27.3% 8 72.7%
15 4804 高田ひかる 23 6 26.1% 13 56.5%
16 4627 藤原菜希 13 3 23.1% 9 69.2%
17 3999 大瀧明日香 22 5 22.7% 16 72.7%
18 5174 川井萌 20 4 20.0% 14 70.0%
19 4208 三浦永理 12 2 16.7% 9 75.0%
20 3618 海野ゆかり 18 3 16.7% 11 61.1%
21 4502 遠藤エミ 8 1 12.5% 7 87.5%
22 4536 喜井つかさ 19 2 10.5% 9 47.4%
23 4546 浜田亜理沙 10 1 10.0% 6 60.0%
24 4225 土屋千明 5 0 0.0% 4 80.0%
25 3232 山川美由紀 5 0 0.0% 2 40.0%

おばばの注目選手

この選手たちは特に下級男子との混合戦で特に素晴らしい成績を残しておるぞ!

🎯 前田紗希(登録 4845)
出走5で1着3回=勝率60.0%、3連対80.0%。小サンプルながら破壊力抜群。条件が揃えば頭固定で狙いたい一撃型じゃ。

🎯 實森美祐(登録 4963)
出走8で勝率50.0%、3連対75.0%。勝ち切る力が強く、「勝負を決めに行くタイプ」。イン好枠の日は厚めに買ってよし。

🎯 寺田千恵(登録 3435)
出走7で勝率42.9%、3連対85.7%。熟練の捌きで堅実に舟券へ絡む。相手本線の軸として最適。

🎯 田口節子(登録 4050)
出走21で勝率42.9%、3連対76.2%。量も質も揃った信頼株。人気でも押さえて裏切られにくいタイプ

🎯 川野芽唯(登録 4433)
出走23で勝率39.1%、3連対87.0%。舟券への絡みは随一の安定感。BOX戦略の柱に据えれば取りこぼしを防げる存在じゃ。

🎯 守屋美穂(登録4482)
出走数も多く、勝率・連対率ともに安定。数字は突出しておらずとも「外せない軸」。混戦で舟券に加えることで的中率をグッと高めてくれるぞい。

まとめ

ひっひっひ、今回の分析で見えてきたのは――

  • A1級女子はA2級男子すら上回り、格下男子相手に確かな優位性を誇る
  • 個別に見れば「頭で狙うべき選手」と「相手本線に据えるべき選手」が浮かび上がる
  • 女子だから見送り、ではなく「A1の看板」を背負う者は買い条件を満たしていることが多い

人生も同じじゃ。性別や肩書きに惑わされるのではなく、数字(実績)を見て正しく判断することが大切なんじゃ。条件を見極めて賭ける勇気が、財布を膨らませる近道よ。

そうそう、色々なところで見聞きする『女子でも男子と対等に戦える』というこのフレーズ確かに今回の分析で間違いはないようじゃのぉ。まぁ、正確には『トップ選手になれば』という注釈つきじゃがな。競艇選手を目指す女子たちよ、頑張りなされ、ひっひっひ~

予想を聞きたければ、こっちにおいで

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